鮭粥(手抜きメシ)
「生きるとはどうやら面倒臭いことである」
某心理学者が言った言葉です。
何かと生きる価値を求め、やり甲斐により楽しみを見つけようとする世の中ですが、別にゆっくり行ってもいいじゃないか?という、メッセージが含まれているようです。
面倒臭いなら、ぼちぼちやればよろしい。
まぁ、逆に生き甲斐をいつも求め、それが叶わないとか、周りにも応援を求めるようなのは、イライラの固まりでしょう。
周りにまで理想を求める姿は始皇帝のようです。
桃源郷は嬴政の暴虐政治から逃れた、隠れ里の話ですが、一方では理想がパラノイアや妄想になっていくのですから、行き過ぎた理想は病的とも言えます。
「本来の自分はこうじゃない!」と言い、嵐を吹きすさぶのですから、自身はおろか周りもダメージは計り知れない。
面倒臭…仕事が終わりました。
駅は幸せそうな人で溢れていました。GWは自粛とは言え、自由な買い物くらいは…というパターンでフリーダムな感じがしました。
作るの面倒くさい・・・というのは、どこまで許されるのか知りませんが、自分の飯くらい作れないというのも、どこか被支配的です。
一品、拵えましょう。
材料
冷凍鮭
冷凍ほうれん草
いつのか知らない黒豆
お買い得袋入りエリンギ
冷凍ご飯
みすぼらしいか?生活の知恵か?の2つの道を決める分かれ道です。
たぶん、ここでゴージャスに弁当買いに行こう!というのは、道の選択を回避している現実逃避なだけです。
解凍物を溶かし、メシ以外の物を鍋に放り込みます。
アクを適度に取り去り、醤油ベースに味付けしたら、メシを放り込みます。
しばし、煮たら完成。
シャケの匂いがたまらん🐟
黒豆も自分がいつ袋詰めされたか忘れたようです。
美味しければ自動的に恩赦です。
なお、DHAも摂りすぎは肥満になると言いますが、日に魚6匹喰らう漢(おとこ)を私は見たことありません。
おそらく、主食(ビール)の摂りすぎが良くないのでしょう🍺
(´・ω・`)「貧乏メシ?」
いや、美味いです。
黒豆もしっかり仕事を果たしました。
無事に私と同化したあと、天に召されるでしょう。
粥のトロトロにΩ-3脂肪酸がネットり絡みつき、まるで高級粥のようです。
皇帝にしっかりした材料で作りましたと言えば、ご褒美が貰えるでしょう。
間違っても余り物をチャンプルー(※)したよ!などと言ってはいけません。
足切りの刑に処されてしまうかもしれません。
(※)うちなー語で「ごちゃ混ぜ」
足切りにより、ハンディを生涯背負うのですし、当時は受刑者用の車(ウェルチェア?)のような補助椅子も売っていたようです。
残り30年は補助椅子暮らしですから、足切りに遭ってはいけません。膝で歩くはめになります。
そして、鮭粥は明日も明後日も続く見込みです。
なんせ、お米を水でいくらでも引き伸ばして使えるのですから、トリック、インチキ、マジックな様々な形容できる料理ではないでしょうか?