昼の自然観察(サボりではない)
科学の分野に程遠い仕事をする私ですが、自然に嗜むくらいはできます。
その道の人なら、やっている事がソレなのですから、イヤでも専門分野が耳に入ります。
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職場近くの某所。
風の具合で有機溶媒の匂いがしたり、煙かったりしますが、野生というのは強い。
空き地には冬の枯れ草が後退し、緑の絨毯が現れています。
いわゆる雑草といわれるヤツですが、人が興味を持ちやすいのは、食用になるモノでしょう。
工業地帯とはいえ、いろんな野草が生えます。
定番のヨモギ。
いまが、柔らかく春菊の代用にもなりますから、綺麗なものをチョイスしたいです。
草餅にも使いますが、ミキサーで粉々にすればラクです。
色素にはほうれん草を使うと良い色が出ます。
なお、秋ヨモギは葉の代謝産物を使うため、香りよりも温める効果を狙います。
韓国でのヨモギ茶は効能が違うといいますが、どうなのでしょう。
スイバ。
いや、ギシギシか?
どちらにせよ、春の山菜になります。
新芽のヌメリは強くお浸しなどで活用します。酸味が特徴的ですが、イタドリなどと同じように多量摂取はシュウ酸Caを含んでいるので尿結石になる可能性があります。
カラスノエンドウ。
別名:野良豆苗。
いまは、やや旬が過ぎた感じです。
使用は全草ではなく穂先を使うのが良いでしょう。
花が咲き、そのうち鞘が付きます。
よく見るとエンドウマメのミニチュア。
師匠は摘んで、かき揚げにして冷凍しておくそうですが、湯掻いて冷凍保存しても後で使えますから、持ち帰ったら、火を通してしまうのがよろしい。
⚠綺麗な所の野草を使いましょう。ココは工場だらけですし、トラックもよく走ります。
できれば、郊外などで摘んで利用したいものです。
もちろん、今回は美味そうですが全てパスしました。
午後も仕事がありますから、長々と自然観察はできません。遠くから見たらヒマ人のように見えたはずです。