負の遺産(キッチン編)
昨夜、茹でて水に漬けて置いたアケビの穂先を見てみます。
なんか不気味。
山菜の玄人曰く、アクが気になるなら1晩水に浸けなさいとの事でしたので、そのマニュアルに従いました。
開けてみると…
触手系地球外生命体のようだ。
これが、あの野食界隈で話題の「アケビの巣ごもり」という材料になるらしいです。
なぜ、そこまで流行るのがよく分かりませんが、これ以上水を差すようなことは言うのは止しときましょう。角が立ちます。
肝心のアクが抜けたか?というと・・・
Ҩ(´-ω-`)「イマイチかなー」
アクがアクとして分かるくらいですから、卵黄で誤魔化せるか?と言えばかなりキツいでしょう。
卵が勿体ないレベルです。
仕方ないので炭酸ソーダにより、もう一晩チャンスを与えます。
私の予感としては糠あたりですべきでないか?と、そんな気もしますが我が家は裕福ではありません。すぐに糠などを容易にできる経済状況ではありませんから、掃除用の99%炭酸ソーダで何とかします。
一方、先日以来、調味料兼薬味として活躍している「ノビル醤油漬け」も食べ切れなくなってきました。
これでは、腐らして花見川の水神様から罰があたりそうです。
ネ申「あれほど、たんまり持って行ってそれはないだろう(怒)」
ごもっともです。
ですから、冷凍します。
小分けにして冷凍で眠ってもらいます。
いわゆるライフハックというのに、製氷機により薬味を固形化して冷凍するというのがあります。
冷凍した四角の薬味がうどんなどに落とされ、溶けてちょうど良い塩梅になるのでしょう。
イメージが浮かびます。考えた人は天才肌です。
しかし、今回は野良ネギです。喰われないように体臭をキツくし野生のなかでもやっていける仕様になっていますから、生活のある人間界では匂いがハードです。
たぶん、製氷機が今後使えなくなるでしょう。
ノビルで使っていたタッパーも臭くなりました。
食品用に復帰できるかはかなり危ういです。
これに、ご飯なんか入れたらやる気を失うかもしれません。
しかし、ノビルの醤油漬けがノビルのシーズンから外れていても楽しめるのですから、小分けににして冷凍する手間は価値があります。
行者にんにくは和尚さんらが、隠れてまで精を着けたというのですから、ネギニラニンニクの類が昔から重宝されていたかが分かります。
ましてや、俗人なら精はいくらあっても足りなくなることは無い。
まぁ、私の場合は精よりさきに胃がやられますから、精が目的の前に倒れます。
庶民として活用するのはあくまでも薬味が程度でしょう。
しかし、昨日のノビルも味噌風味として作ってありますから、ネギに困ることは暫くありません。
まさに、ノビル様々です。