深川飯とノビル漬けを作る
今回、採って喰うの「喰う」の部分になります。
先日、シオフキとノビルを持ち帰りました。
会社帰りの疲れた身体を引きずって、何とかキッチンという所に立ちました。
昨日の事がずっと前のようです。
採ってきたからには何とかせねば。
先にも書きましたが、アサリ、アオヤギ、サルボウ(アカガイ)、ハマグリ、ミル、などは内湾の幸の王道・・・漁業権対象になります。
ノータッチ・・・外道になりやすいのが、シオフキやマテ貝の類でしょう。
場合によっては、漁業権にあたるので注意が要りますが。
ノータッチなところを選びましょう。
近郊の潮干狩りなど検索すれば、出るでしょうから試してみればいいのです。
さて、シオフキは敬遠されやすいです。
砂を吐かないしクセがあるしで、見つけても捨てられることがあります。
我が家では、大粒をアオヤギの代用にしますが、採れたてのシオフキのボイルしたものは実に美味い。
ワサビ醤油がメジャーでしょうが、乙なやり方として生姜醤油もあります。
水から火をかけ沸騰したらあげる。
歩留りの悪いこと(捨てる部分が多い)。
大粒のものは卵を抱える。
外套膜をひっくり返し、よく洗います。
そうしないとジャリジャリで食う気を失います。
甘辛煮~佃煮くらいを目指します。
生姜を忘れずに。
飴色になりました。
あとは、昨日のノビルを刻んでメシに混ぜるだけです。
ノビルが多いですが気にしない。
むしろ、風味はノビルを感じさせないくらいです。
盛り付け一例。
深川飯屋がやれそうです。
アサリではなくシオフキ…
炊き込みご飯ではなく混ぜこみご飯…
不味いはずありません。アサリの深川飯と変わりないです。
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次はノビルです。
昨日、疲れすぎて紙に包んで冷蔵庫に放り込みました。
泥を落とし薄皮を剥いて可食できるよう加工します。
ネギ農家の苦労がわかります。
ノビルも野菜の扱いになりました。
値は高いですがディープな八百屋にも置かれています。
去年は画像の量で¥380くらいでしたっけ?
1番の利用は味噌を付けて喰うのでしょうが、ネギの代用に充分適します。
ラーメンにも入れて結構ですし、たこ焼き、ヤッコの薬味、きざんで煮物、浅漬けにもできます。
匂いに慣れればクセになる。
なお、ネギ同様に「とう立ち」すると一気に固くなりますから、今が旬です。
全草の利用でしたら、今から漬物にしておき保存しておくのが良いでしょう。
あとで、楽しめます。
今回は醤油漬けを目指します。
刻んだ全草を塩揉みして、しならせていきます。
砂糖、醤油、刻み生姜などを加えます。
今年は中華だしを加えます。
果たしてどうなるか?
ネギの仲間でもノビルは独特の形状をしています。
ラップで封をして冷蔵庫で寝かします。
味がしっかりしているので、味見の度に取り出したら、漬かるまでに無くなるでしょう。
漬かったら使い切る感覚でいきましょう。
時間があればもっと採って作りたい逸品です。