お坊さんの本を読む
ゲンユウさんの本を読んでいます。
仏教教義を一般化して分かりやすく説明しています。
私も出来ていないもので、仏教書には過去何回かお世話になりました。
中村氏の本などは専門書なので、わかっちゃいるけど、それは現実どのシーンにあたるのか見えてきませんでした。
言わんとすることは分かるのですが、その理論は空の上のようなもので、地上には降りてきません。
要はどのシーンかを考えていない私がいけないのですが。
仏教は経験哲学のようなところもあります。
その理論はエッセンスとでもいいますか、現代までに他国や自国で解釈を重ね、より具体性・・・というか、解釈をに幅が出てきたように感じます。
逆にウパニシャッドやアーユルヴェーダなどの理論は難解で、私が一生かかっても理解できるかどうかは怪しいです。
さて、ゲンユウさん。
身近なことを仏教と掛け合わせ、解釈して容易にしていますが、1冊はそばに置いた方がいい気がします。
パッといいことを言うのではなく、沢山勉強したのでしょう。言うことに味があり、腑に落ちる感じがあります。
お坊さんにしては、珍しく死後生を語ります。
仏教では死後は無記とありますから、かなり大胆な事をしています。
死後生があるか?無いか?ではなく中道・・・その考えに捕らわれないで進めということです。
それを、物理や神経学、宗教学、哲学、臨死などをカップリングして、色々説明しますから、本来の商売あがったりではないかと思いますが、逆にお坊さんに言われるから安心するところもあります。
私などは生物科学から入る人間ですので、死ねば分解されて他の栄養になるという現実感が強いです。
残念ながら霊感もなく勘も鈍いですから、神霊が近寄っても分かりません。
しかし、物理は勉強しないといけないとは思います。