成功体験は身に合わない?
戦国モノを読むことがあります。
それは、なにもどこの領地を奪ってとか、何人殺してとか、天下統一後に山海の珍味を味わってとか、そういうことではありません。
だだの、知識欲です。
経験則や教訓としての歴史は、そういう場合には役に立ちます。
こういう体制をとったり、施策をしたら、こうなったと長期的なスパンが1冊で見えてくるのです。
もちろん、歴史ですので実際ホントかどうかなどは、キチンといえるのでしょうか?
学者は「確からしさ」で語ります。
昨日あったような、太平洋戦争なども一般論からすればモノは言えますが細部では・・・確証じみたことをいうには難しいでしょう。
それにしても、時代モノや歴史モノは実生活で役立つのでしょうか?
私は実際には役立たないと思います。
ケースが今と違いますし、似たようなことであっても1割は似ていないかもしれない。
そういう場合、今を生きる者が工夫するしかないようです。
酒池肉林ではありませんが、宮廷や城内でのドロドロした関係から悲惨な最後を辿るなんてのは、よく語られます。
今で言うフルタイムな社内を1日過ごすのですから、逆に何も無い方が問題です。
かえって、問題は人の自殺で済まされていキライがあります。
そう考えると普通の人は、ある程度、問題をサラサラと関わったり、関わらなかったりしながら生きているのが分かります。
現場の雰囲気というのは言わなくても分かるでしょう。
今日はなんか雰囲気が悪いな?険悪だな?という時は納期が迫っていたり、相性の悪い2人が揃って居たりと、鈍感でもよく観察すれば分かるものです。
まえに、論語は使えないようなことを書きました。
あれ自体は優れているのですが、10割、それで何とかなるとは言えないでしょう。
むしろ、エッセンスは大きすぎて小回りが効きません。あるいは、それに合わない(受け入れられない)ケースなどがこの世にはあるのです。
そういう意味では戦国モノは似たようなものでしょう。