外来種は煙たがられる?
以前、甲虫類で遺伝子に雑種化が始まっているのを聞きました。
容易に海外の虫を買えるようになりましたから、間違って離しても誰が見ている訳ではありません。
多摩川は多摩ゾン川と言われるくらい外来種が多いと言われます。
卵にまで毒を持つ大型淡水魚やピラニアなど、温排水も流れ込みますから越冬も可能になったのでしょう。
1度、遺伝子雑種が始まると元にもどるのは困難です。
池田さんなどは生物多様性があっていいじゃないか!といいます。これから容易に外来種を入れるのはいけないが将来、困窮した場合生き残る可能性があるため、遺伝子プールは広い方がいいと言う考えなのでしょう。
確かに考えてみたら稲だって海外ですし、トマトやじゃがいもはアンデス、ウリの類はアラビアの方です。
大根や菜花、人参、薄荷、ハーブなどは畑から逃げ出し、野生化していますから、いま騒がれている外来種問題は氷山の一角かもしれません。
繁殖力が強く凶暴ゆえ、手に負えなくなったから離されたのかもしれませんが、実は印旛放水路に業者があったのではないか?と思ってしまいます。
ブラックバスを楽しむためにリリースしたり、内水面漁業のためのバス駆除の仕掛けにイタズラするという事態がありますが、バスを利用すればいいのではないか?という気がしなくはない。
キロ単価で買い取ってもらうとかすれば、いいのだろうけど、たぶん価値観が違うのかもしれない。楽しむ人は金なんかいらない場合もあるでしょう。
なんせ、ホームセンターですら外来甲虫を買えるのですから、一般人の知識は動植物園や博物館より豊かになるはずですが、いらなくなったら放すというのは、世の常かもしれません。
始末するのは気が引けるというなら、ハナから買わずに禁欲していればいいのです。
ここはハイブリッドな国なのでしょうか?