心身症と生活習慣病、その他
生きていれば無理をしないといけないシーンがあります。
それは、個人個人の閾値もありますが、無理が続けば鈍感になっていくようなものです。
アルコールなどは慣れと言われますが、飲んだあとの醜態がイヤな場合もあれば、アルコールに拒否反応を示す身体の場合があります。
宴の場で飲めないというのは場を白けさせますが、無理して飲ますのは、いまはハラスメントに繋がりますから、せめてノンアルコールで通させるのがよろしい。
醜態ではありませんが、ある程度ほぐれた関係を求めたいという心理がありますから、宴とはそういう面があると読んだ方がいいでしょう。
これは今も昔も変わりがありません。
人間、表面は何を持っているか分かりません。
DV旦那で苦労しているかもしれない、家庭内暴力を必死で隠しているかもしれない、心身の病に苦しめられているのを隠しているかもしれない。
言わないのは卑怯だ!という意見もありますが、まず、乱暴な言葉遣いをしない所からスタートしないと関係は始まりません(※)から、言わせないでおく、そっとしておくのも気遣いでしょう。
(※)まず攻撃的な意見から始まる会話が今は多くなりました。
しかし、生きていれば無理しながら心身を歪めているわけですから、どこかに、長期的に見たら損傷が出てもおかしくありません。
肝腎などは沈黙の臓器と言われますが、たとえアルコール耐性や薬物感受性が低かったとしても、解毒工場として毎日働く臓器としては、老化によりムリが来ると言わざるを得ません。
もうひとつ、木村さんは専門は消化器ですが、ストレスと消化器の関係から病を実に上手く言い表しています。
病気は世の中が作り出す・・・健康診断はシロだったけど、過労で一気にクロになり病に苦しむシーンを本で書かれていますが、心身にムリをさせるというのは、言葉を変えれば鈍感にさせるということでもあります。
痛い、だるい、かゆい、つらい、眠い、痺れる、ムカムカ、吐きそう、お腹痛いなど、前からそれを押える薬は製薬会社が競って開発していますが、生体反応を無くする働きが無視できません。
あるとき、内科の先生が睡眠時間は短いのはどうしようもないでしょう!という意見に精神科医が噛みつきましたが、やはり、脳と身体はつながっており、(副)交感神経やホルモンのさじ加減でようやく人間はもっていられるのです。
これが、崩れるのは突発的な病いや心身の老化つだしょう。
ホルモンバランスが悪ければコルチコイドなど、戦闘態勢にさせる作用が働きますし、それが長ければ心身は休んだことにはならないでしょう。
ならないから、大酒を浴びるようになる。
松本さんなどはAlc9%チューハイを批判しています。酔い方が酷いと。
記憶が飛んだり、失禁したりと、ケースを描いていますが、最近は聞きませんから、全体的な耐性が上がったのかもしれません。
ドラッグではなく、アルコールによる利権があるから、こういう事態になっているのだろうと、私は邪推してしまいます。
もし、アルコールとドラッグがあれば、利権はもっと分かれるでしょう。
嗜好品として麻薬を解禁にしている国は次々現れています。
タイでしたか?麻を使った料理を楽しんで貰おうと病院が企画提供したことがありました。
適度に楽しめるならありでいいじゃないか?と言う考え方なのでしょう。
ベトコンのころは、ロック・フェスティバルでMマッシュルームやLSDなどが流行りました。デカダンスのなか中毒者を出しましたが、ヒッピームーブメントは何がしたかったのか?いまだに謎です。
おそらく、器用な時代に入る(入っている)のかもしれません。
ドラッグをほどよく楽しむというのは、器用さや自制心と言う自立心がなければ、溺れるでしょう。
ヒッピーの頃の人は当時の社会情勢や経験則からドラッグはいけないといいますけど、今に生きる器用なタイプは上手く抜け道を使い自らの心身の安定を図るかもしれない。
なお、シャーロック・ホームズなどはコデインを嗜みとした描写がありますし、THCなどは治療薬として強迫神経症に良いというデータがあるそうです。
ものは使いようです。