あの人の言うこと(成功者について)
※ディープな内容になります。ご注意ください。
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若者の自死についてサッカーの本○が自己責任を言ったらしい。
そういえば、GA○KTも働かないヤツをどうにかしろ!みたいなことを言っていた。
私は思うのだけど、どうして人間は成功を収めたり、安定の渦中にいると、とんでもないことをいうのか?
残念だけど、人はいつもコンディションがいいばかりではない。
病気だったり、不幸にあったり、死にそうだったりと、これが若いから元気だろうといった安直な考えに還元されてしまう。
人は弱ることがあるのだ。
むかしは、病苦というのは分かりやすかった。結核然り、戦争で片足を失った兵隊さん然り、貧乏が目に見えて分かった時代がある。
自分が弱っている、弱くなっていることに気づかないと(あるいは、隠したり騙していれば)他人のそれにも鈍感になることがある。
これは、何も心理学でいうシャドウ・・・自分のなかの見たくないものや、コンプレックスであるとは限らない。
もちろん、弱い可能性になる自分を排除したいがために、弱い者を叩くというのは有り得る話だ。
本○は若者という、ひと括りにメッセージを送っている。
それでは、個々の表情まで見えず、どうしても象徴としての若者・・・エネルギーがあるとか、世間知らずとかになってしまう。
全体像で語れば、個々の痛みなど無いものにされてしまうのだ。
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なぜか、苦境に陥ることもあろう。
心身とは不思議なものであるし、身体は生き物であり自然のものだ。
いまでは、気圧症のための薬(※)も売ってる。
(※)苓桂朮甘湯
心身は思うようにいかないことだってあるのだ。
それを、自分をベースとして見てしまうから、他のことも一緒だろうくらいに見てしまう。
この目線はある意味、残酷である。
成功者ベースで物語を作ってしまうと、どうしても過去から成功しているのが当たり前であるかのような錯覚を生む。
年月が経ってからの客観視や、逆境を乗り越えたあとで見る世界というのも、どこか冷たくなれるのかもしれない。
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